チイキミシリヒニ
↑の八音が、ウウ・アワ・オヲ・エヱの母音・半母音の宇宙に影響し、噛み合わせる働きをするのが、八つの音で父音と呼ぶ。
この八音は二音一組の四組となっている。宗教では「橋」などで例えられる。易では八卦。
エホバの虹 創世記九章
父音は、ひらめく火花のようなもの
【言霊 チ】宇比地邇(ウヒヂニ)の神
ウイジニの「宇」は、「いえ」を表し、人間の心の家を表す。時空を超越しているので、宇宙全体と等しい。
邇=近
宇宙全体が、そのまま現象となって現れ出ようとする力動韻となる。
例、「当たって砕けろ」
全身全霊を以って、事に当たろうとする瞬時の人間の創造意志の力動のこと。
【言霊イ】妹須比智邇 (イモスイヂニ)の神
このイは、アイウエオのイではなく、ヤイユエヨのイ。
「現われ出て来た動きの持続する働きの韻」の働き。
妹の字は、ウイヂニの神と妹背、陰陽・作用反作用の関係にあることを示している。そのため、言霊イは、「現れて出て来た動きの持続する働きの韻」
決心して飛び降りるときが、言霊チ、飛び降りてからが、言霊イ
【言霊 キ・ミ】角杙(ツノグイ)の神、妹活杙(イモイクグイ)の神
天与の判断力や知恵はしばしば、剣や杖で表現される。
角を出すように、自分の方に引き寄せる働きの力が、父韻の言霊キ。
それとは反対に、自らの判断力によって、世の中の数々の物に結びつこうとする力動が言霊ミ。例えば、手づる、物づる、金づる、人づるに結びつこうとする政治家気質。政治力。
【言霊シ・リ】 意富斗能地(オホトノヂ)、妹大斗乃弁(オホトノベ)
オホトノヂ → 大きな識別の働きが土台となるように鎮まること。心が中心に向かって静まり、収まる働きの韻。
オホトノヘ →人間の識別の力(斗)が心の宇宙の広がりに向かって発展伸長していく力動。
シ・リのらせん図
【言霊ヒ・ニ】於母蛇琉(オモダル)、妹阿夜訶志古泥(イモアヤカシコネ)
オモダルは日本書紀では、面足尊(おもたるのみこと)と書いてある。そこからもわかるように、表面(面)に完成する韻となる。
人間が目の前で起こっていることを的確に把握できず、悩む場合がある。それが、とある瞬間に事情を呑み込み、どういうことなのか頭に思い描ける瞬間がある。それが言葉としての表現が心の表面に完成する働きの韻が、言霊ヒ。
言霊ニ → 心の内面を表す。言葉による「分かった」という晴れやかさが発生した、と同時に心の中心に、次の事態に発生する根っことなるものが、何か知れないが煮詰まり成っていること。
言霊ニについての、解説は今一歩よくわからないが、言霊ヒの「分かった」の反作用的に起こるもののようだ。
小笠原氏 山腰氏
チ 創造 陽出力
イ 繁栄 飛至力
キ 収納 陰掻力
ミ 整理 旋回力
シ 調和 透刺力
リ 滲透 螺旋力
ヒ 開顕 開発力
ニ 成熟 吸引力
ワイウエオのイ=ヰ(ひらがな、ゐ)