古事記と言霊

古事記と言霊⑦ 島と天津磐境について

ここにニ柱の神議(はか)りたまひて、「今、吾が生める子ふさわず。なほうべ天つ神の御所(みもと)に白(まを)さな」とのりたまひて、すなはち共に参(ま)ゐ上(あが)りて、天つ神の令(みこと)を請ひたまひき。ここに天つ神の令以ちて、太卜(ふとまに)に卜(うら)へてのりたまひしく、「女(をみな)の先立ち言ひしに因(よ)りてふさわず、また還(かへ)り降りて改め言へ」

現象である子音を生もうとして、母音を先に発音して、後に父韻をつけたのでは適当でなかった。

※子音が現象をつくる??

古代、アイウエオ五十音の言霊とその原理・法則を布斗麻邇(ふとまに)と呼んだ。

島 = 締まり の意味

淡道あわじの穂の狭別さわけの島

「淡道とは、アとワの言霊(穂)、それが別れて出てくる狭い区分」という意味 言霊ウの区分。宝座。

Q・宝座とは?位置という意味か?

伊豫いよの二名島 

言霊アと言霊ワの宇宙区分

言霊イ・ヰはあらかじめ(予め)。二名は言霊アと言霊ワ、の締まり

つまり、言霊アワは、言霊イヰによって子音(現象)創生される、という仕組みを説明している。

「面四つ」→オエヲヱ の事。

愛比売(えひめ)→言霊エを秘めているの意味。言霊エは、経験知オの中から選ぶこと。そのため言霊オのことだといえる。