古事記と言霊

古事記と言霊 備忘録① ウアワオエ

上古代の人々は、内面を探るのが得意だったようだ。

得意だったというより、暇だった。時間に余裕があったので、内面をじっくり観察するゆとりがあった。

結果として心、内面の世界をクリアにとらえることができたかもしれない。

心の仕組み自体は何からしらの高度な知的生命体から教えられた説もある。

心の仕組みは、何もないところからの発動から始まるらしい。

無から有と同意か?

「高天原に」→何もない心の空間?、空間だと何かある感じ。

古事記などの原則に「同音異意(どうおんいい」。←オリジナル造語。

高天原は、正式には「タカマハラ」。出所は「天津太祝詞音図」から。

「天の御中主」=今・此処に始まる意識=

【言霊 ウ】(コトタマ ウ)

言霊ウが、言霊アと言霊ワに分かれる。

【言霊ア】 → 高御産巣日(タカミムスヒ)

【言霊ワ】 → 神産巣日(カミムスヒ)

カミ → 噛む

ムス → 生まれる

ヒ(ビ) → 霊、特に子音

カミムスビの意味→「噛み合わさって現象である子音を生じる

人間の心の要素が、全部で五十の言霊で構成されている。それは、縦五、横十の五十音図が出来上がる。

昔は私のことを「吾(あれ)」、あなたのことを「我(われ)」と呼んだ。アとワの由来か。

観察する方が、言霊ア。観察される方が言霊ワ

【言霊 ヲ・オ】

宇摩志(ウマシ)阿斯訶備比古遅(アシカビヒコヂ)

意味:霊妙な葦の芽のように次から次へと萌え出てくる言葉の実体

↑ 「記憶」のこと

↑ この記憶の存在する宇宙のことを、言霊ヲ といいう。

天の常立(アメノトコタチ)→言霊ヲ、に対して、記憶の上に、それぞれの記憶の関連を考える主体の世界(=言霊オ)と言える。ここから学問が成立してくる。

言霊オ・ヲは、「経験の知」。オの方が関連性を考察する。

 

【言霊 エ・ヱ】(ひらがな・ゑ)

国の常立(クニノトコタチ)

エは、選を当てはめるのが適当。選択に迫られるときに言霊エが現われる。=選択する知恵=実践智。実践地は、=機転。

豊雲野の神(トヨクモノ)→豊(トヨ)は十四を示す。