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古事記と言霊⑤ 島生み 八尋殿

人間の心の先天構造である十七の言霊が活動を開始して、イ・ヰが「いざ」と立ち上がる。

先天の十七個の言葉を働かせて、子音である現象の要素を生み、子音を結合させることにより、一切の現象に名前を付ける。

天之御柱とは、アオウエイ確立の姿。ワヲウヱヰを国之御柱と呼ぶ。この二柱は主客合一して、心の中に一体となって立っている場合と、相対的に主と客として二本立つ場合がある。

八尋殿(やひろどの)、八つを尋ねる神殿(=心の中に画かれる図形)その図形の八つの間に、チイキミシリヒニの八父韻が入る。この図は基本となり、次元的に限りなく発展していく。

「考える」は「神返る」が語源。

考える → 何時、何処 から過去の経験を思い起こし、共通点を求めようとする。そして一つの原因・法則・原理を求めようとする。つまり「多」から「一(神)」へ帰ろうとすること(=帰納法)

真理が真理としてあり得るのは、全人類に共通の心の先天構造があるから。

カント「形式の根源は純粋な主観にあって経験にはない」(岩波哲学辞典)

「思う」は東洋の文明の基礎(=演繹)

思う=田に心、田=五十音図表。

須佐男命 → 考える・の典型

月読命 → 思う・の典型

天照大神 →