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古事記と言霊⑥

 

伊邪那岐いざなぎの命詔りたまひしく、「然らば吾(あ)と汝(な)と、この天の御柱を行き廻りあひて、美斗の麻具波比(まぐはひ)せむ」とのたまひき。

物事には全て相対観と絶対観という二つの見方がある。夫婦が対立しているという見方と、一体となって行動している立場の二つがある。

相対的 天之御柱

然れども隠処(くみど)に興(おこ)して子水蛭子(みこひるこ)を生みたまひき。

隠処 → 頭脳内で言葉が生まれるところ

 

全ては母音から始まる。