歴史

日本の歴史とユダヤの歴史の年表を並べた

■教科書や日本書紀は事実を伝えているのか?

私たちが知っている日本の歴史とは、一般的には義務教育で教えられた内容です。
また日本の正史とされているものに「日本書紀」という有名な書物があります。

ところが義務教育や日本書紀の内容は、実は本当の歴史の事実が伝えられているわけではありません。

特に日本書紀の最初の部分は神話となっているので、どこからどこまでが実在の人物かとか、本当に起こった出来事なのかなど、表面の字づらを読むだけでは理解できない内容になっています。

■日本にイエスがやってきた?

また最近というわけではありませんが、日本にはユダヤ人がやって来ているとか、日本人とユダヤ人は先祖が同じではないかという話もあります。他にもイエス・キリストが日本に来ているとか、日本にもピラミッドがあるとか、いろいろな説があります。

これから、日本の古代史について書いていくにあたって、いずれか、ユダヤ人の渡来した話もあつかう可能性もあるので、今回は日本の歴史と、ユダヤ・イスラエルの歴史を並べて年表にしてみました。ざっくり比較して見ていきたいと思います。

■日本で最も古い遺跡とは?

日本列島に人間が住んでいた痕跡で、今のところ最も古いものは、島根県出雲市の砂原遺跡(すなばらいせき)です。石器が出土していておよそ12万年前のものとされています。

その次が群馬県みどり市の岩宿遺跡(いわじゅくいせき)で3万年前とされています。

そこから時代が進み、有名な青森県の三内丸山遺跡が登場してきます。世界的な人類の発祥がどのくらい昔になるかはよく分かりませんが、この三内丸山で人々が生活していたころ、ユダヤ人の歴史をみると、ノアの箱舟の以前の時代にあたります。聖書によれば、エデンの園から人類が産み広がって生活していた時代です。

日本は石器の時代から、土器をつくり始める縄文時代がしばらく続きます。その時代にユダヤの歴史はノアの子孫としてアブラハムが登場し、ヤコブがエジプトへ行くことになります。そこからヤコブの子孫が民族単位にまで産み増えて、モーセに率いられてエジプトを脱出します。そしてパレスチナ地方に王国が建国されるのですが、500年くらい続いた後に滅びていきます。

■おわりに

秦の始皇帝は、眼の色が青くユダヤ人だったという説を唱える人もいます。ユダ王国の滅亡が紀元前586年で、秦国が存在したのが紀元前200年以前ですから、ユダ王国や東イスラエル王国から東へ向かった民族が現在の中国辺りに辿りつく可能性はあると思います。

しかし、こういった古代の話は証明することが難しいものです。個人の主観によって捉え方が大分違ってきます。

今後、紀元前の内容について書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。